シニアのためのスマホ用語

シニアのために、最低限度のIT用語を、解説します。

スマホを手にしても、意味不明の横文字だらけと閉口しているあなた。ここに挙げた以下の用語だけを押さえれば、スマホ周りの見通しが良くなりますよ。

アップデート(Update)

部品を新しい版へ更新することを言います。

更新には、新しい機能の追加のほかに、ウィルスにやられやすい穴をふさぐという、セキュリティに関わる修正も含まれます。スマホの基本ソフトやスマホアプリが、「アップデートしますか?」という通知を出した場合、「はい」と反応してください。

アンドロイド(Android)、iPhone

現在市場にあるスマートフォーンは、Apple社のiPhoneシリーズか、様々な会社がハードを準備してGoogle社のAndroid基本ソフトを使ったものかに大別されます。シニア向けにカスタマイズしたモデルも、またアンドロイドスマホといった場合は、後者です。

インストール(Install)

部品を入れる(設置する)ことを言います。

アプリストアで、アプリを選ぶと「インストール」しますかと聞かれます。スマホに入れていいですかという意味です。ご自分が、目的があって、意図して選んだ場合は、「はい」と。一方、スマホをいじっているときに、どこかを触ったら「インストールしますか?」と来た場合、よくわからない場合は決して「はい」としないでください。詐欺アプリも多いので。

インストールの逆は、部品を削除するという意味で、アンインストールといいます。画面を掃除するときに、行います。

メモリ、キャッシュ、ストレージ

スマホがデータを記憶する仕組みは、メモリとストレージがあります。処理を実行するときに直接参照するのがメモリ(4ギガとか6ギガとか)です。そして、今は使っていないが写真など大きなデータを覚えておき、処理で必要になったときにメモリにデータを送る、その元のデータを置くところがストレージ(32ギガとか64ギガとか)です。それ以外に、アプリの起動を早くするために、普段ストレージにいるアプリ領域をメモリに一時的に置いておく仕組みをキャッシュといいます。

領域が足りなくなったときの対処の際に、これらの違いに応じた対処をする必要があります。3つの異なる仕組みでものを覚えているということを把握しておくと対処の見通しがよくなります。

タップ

現在のスマートフォーンは、タッチ操作を使います。もっとも基本的な操作が、タップです。軽くたたく、触れる、ことです。それによって、画面上のある対象を選びます。PCの世界でのクリックに相当します。

ワイファイ(WIfi)

家屋やビルなど限られた場所に設置された局所的な無線ネットワークのことです。家屋やビルなどで、インターネット接続を契約して設定されています。ほとんど使用量に制限がないと思います。

一方、戸外でスマホが通じているときは、スマホの通信キャリア(NTT、AU、ソフトバンクなど)の広域ネットワーク回線を利用しています。

局所ネットと広域ネットは別物で、課金も別です。よく聞くギガ制限とかは、広域ネットのほうの話です。家屋やビルにいるときは、意識してWi-Fi(棒グラフでなく、扇形のアイコンのほう)を利用しましょう。